ードカァァッッ!!!!!
「おまえ達、許さない。オイラのトモダチ傷つけた……」
ヒールライトによって意識が戻ったケヴィンが拳を突き出し、シャルロットに斬りかかったニンジャを殴り飛ばした。
「ケヴィンしゃん!」
「もう大丈夫…回復ありがとうシャルロット!」
シャルロットと目を合わせ、ケヴィンはもう一度獣化して攻撃体制に入る。
「ケヴィン!ビルを……そいつの相手を頼む!」
「わかった!リースさん、シャルロットをお願い!」
「はい!」
ケヴィンがビルと呼ばれたニンジャを、ホークアイはデュランのフォローをしながらベンというニンジャと戦闘を始めた。
「シャルロットちゃん、こっちへ!」
リースは罠を回避しながら回復魔法がとどく距離を考えてシャルロットを誘導し……シャルロットはデュランに向かってヒールライトを唱えた。
「罠の勢いが増してきたぜ……アイツが回復しそうなのか…」
「デュラン!氷のコインもらうぞ!」
三人はビルとベン相手に互角で戦えているが、氷のコインが尽きてジェノアの力が戻ったらまたこちらが押されてしまうだろう。
「…やっぱりシャルロットは、このままじゃだめでち……」
「シャルロットちゃん?」
「リースしゃん!ちょっとのあいだだけ…せーれーしゃんとおはなしさせて!」