シャルロットがクラスチェンジをしたことで状況はかなり楽になり、ビルとベンは自分達が不利だと判断し立ち去った。
「よし、あの顔にとどめをさすぞ!水遁!!」
「つづけてホーリーボールでち!」
そして忍術と魔法攻撃…最後にデュラン達の力業でたたみかけ、ジェノアとの決着もついた。
「…ふぅ、ようやく片付いたな……ホークアイ大丈夫か?また忍術ってやつ使ってたけど」
「おいおい、俺の心配してる場合か?おまえ…」
「デュランしゃぁぁんっ!!!」
「おわぁ!!?」
「ケガはだいじょぶでちか!!オメメはみえてるでちかー!!?」
「落ち着けって!!戦いながらティンクルレインもしてくれただろ!」
デュランはほとんど体当たりのように飛びついてきたシャルロットをなだめ、床に下ろして頭をくしゃくしゃ撫でる。
「ほら、シャルロットが助けてくれたからちゃんと見えてるよ…ありがとな」
「はいでち!」
「シャルロット!!クラスチェンジできた!おめでとー!!!」
「ぎゃう!!?」
床に下ろされたばかりのところを満面の笑みで抱き上げるケヴィン…シャルロットは驚きつつやや不満そうな顔をした。
「これでもう、元々足手まといじゃないのに悩んだりしない!シャルロットが苦しい思いしなくなる、オイラ嬉しい!!」
「 ちょ、ちょっと!もぉー!!だっこはヤダっていつもいってるでち!!」
「あ、そっか…じゃあこうしよう!」
「うわわっ!!?」
ケヴィンはシャルロットの向きをくるりと変え、頭を下げて自分の肩に乗せた。
「これなら子供扱いじゃない!」
「…そんなかわらないでちが……わるくないでち」
「えへへっ!良かった!」